保育士になるまでの道のり
保育士になるには2通りの道があります。いずれかの方法で保育士国家資格を取得し、保育士登録をして保育士証の交付を受けると、保育士として仕事をすることができます。

1. 保育士養成学校を卒業する
厚生労働省指定の保育士を養成する大学、短大、専門学校等において、必要な課程を修めて卒業すると、無試験で保育士の資格を取得することができます。
保育専門学校について
保育士をめざせる専門学校は大きく分けて2つのタイプがあります。学校によって学ぶ方法が異なりますので、よく調べて自分にあった学校をみつけましょう。
【文部科学省・厚生労働省指定 養成校】
文部科学省・厚生労働省指定の養成校では、卒業と同時に保育士資格と幼稚園教諭二種免許状を取得することができます。専門学校(修業年限2年以上)を卒業した者に与えられる専門士の称号も付与されます。
【併修校】
併修校とは、専門学校に入学すると同時に、保育士や幼稚園教諭の養成校に指定されている短期大学などの通信教育を併修し、卒業と同時に資格取得をめざす学校です。通信教育では、レポートの提出、単位認定試験、スクーリングなどがあり、すべての課程を修了すると、資格または免許状を取得することができます。
専門学校と短期大学部の通信教育の課程を修了することにより、専門士のほか、短期大学士の称号も付与されます。
―保育士資格と幼稚園教諭免許状のダブルライセンスをめざす―
近年、女性の社会進出や急速な少子化といった家庭・地域を取巻く環境の変化により、就学前の子どもの教育や保育に対するニーズが多様化してきています。そこで、働きながら子育てをする家庭を支え、地域の子育て支援を推進するために、幼保を連携させた認定こども園がスタートしました。
認定こども園とは、幼稚園や保育園等において、幼児教育、保育、子育て支援など一定の機能を備える施設に対し、都道府県知事から認定が与えられるものです。今後、幼稚園と保育園の機能をあわせ持つ施設が増えていくことが予想され、保育専門学校において、保育士資格と幼稚園教諭免許状の両方を取得できる学校が増えています。保育士と幼稚園教諭両方の資格を備えておくと、進路の選択肢がより広がるでしょう。
2. 保育士試験に合格する
毎年一回、各都道府県にて行われる保育士試験に合格すると、保育士国家資格を取得することができます。
受験資格は一定の学歴(学部・専攻不問)や実務経験を満たす必要があります。
【受験資格】
- (1)学校教育法による大学・短大・専門学校等において、一定期間在学し所定の単位を取得した者、または卒業見込みの(卒業した)者。
- (2)児童福祉施設での実務経験が5年以上ある者、など。
【合格率】
10.6%(平成20年:受験者数 37,744人、合格者数 3,989人)
【資格団体】
社団法人全国保育士養成協議会
■保育士の登録
児童福祉法の改正により、保育士として働くには、その業務に就く前に都道府県知事に対し登録申請手続きを行い、保育士証の交付を受ける必要があります。なお、保育士として就業する予定のない人は登録をする必要はなく、登録しなかったために保育士となる資格を失うということはありません。








